Mizuki Nakajima Official Website 

    中島未月 公式サイト     
本文へジャンプ
TOP ごあいさつ プロフィール 著書 五行歌 近況 ブログ リンク  

   

生きてゆくことは、しあわせな言葉を一つひとつすくいあげてゆくようなもの
幸せな言葉は、使う人自身や周りの人を幸せな気持ちにしてくれます
くり返す毎日、心の晴れる言葉を探しながら暮らしてみませんか?



お知らせ

2017.6月
 『PHP のびのび子育て』7月号にて、子どもの「好き」を大事にして、というエッセイを掲載して
 いただきました。どこかで見かけられたら、ぜひ。 

2017.3月
 「関西・祈りをめぐる物語」
 なかでも、“邪馬台国・卑弥呼”を探す旅は、考古学ファンの方に喜んでいただいています。
 奈良県の唐古・鍵遺跡纒向遺跡からみた女王・卑弥呼像をぜひ。

2016.9月
 9月より、Webサイト・関西ウーマンにて、「関西・祈りをめぐる物語」の連載が始まりました。
 毎月・第2木曜日更新で、全10回の予定です。お時間のあるときに、ぜひ。

2016.3月 
 写真詩集『あなたに、会えてよかった』(PHP研究所/1300円+税) が発売になりました。

      

 『だから優しく、と空が言う』でご一緒した、空の写真家HABUさんとのコラボレーション。
 人生の中で出会った「会えてよかった」と思う人たちにプレゼントして欲しい、そんな想いを
 込めて作った一冊です。ただいま、発売を記念したBook Movieを公開中です。

 
2015.3月

 絵本『さよなら、またね』の翻訳版『안녕,또 보자』が韓国で発売になりました。

 翻訳版は、韓国書籍・絵本などを扱う「韓国情報広場」さんにて、ご購入いただけます。
 日本語版と合わせて、語学学習などに、お役立ていただければ嬉しく思います。


日々のこと~ちいさな幸せ 12ヶ月  November


 〈夫婦でデート〉

 「天気がいいから、出かけよう」
 という夫と、三連休の最終日、大阪北港マリーナへドライブに出かけた。
 南港に比べると、とりたてて何もない場所だからか、人はまばらで、しずかに落ち着いていて、
 のんびり心地のいい時間が流れている。

 その気になれば、大阪に住んでいても、車で30分も走れば海を見に行くことができる。
 空と海が繋がった風景を眺めていると、なんてことなく、ゆるゆる心がほどけていく。
 普段、街中で暮らしているからか、海はどこかしら人をとくべつな気分にさせる場所だと思う。

 ここ数年、子どもたちが大きくなって、休日に夫と二人で出かけることが増えた。
 「夫婦でデート」と書くと、なにやら素敵な響きだけれど、デートというほどの特別感はなく、
 それはあくまで日常の延長上に、ごく自然にある。

 本来のデートなら、海の近くのカフェでお茶でも飲むのだろうけれど、もう若くない50代夫婦の
 私たちは違う。たとえばその日は、「夜は焼肉だから、帰りに肉を買おう」と、海から一直線で
 肉屋へ寄ってコロッケと肉を買う。
 さらに、家の近くの定食屋で、とんかつ定食だとかハンバーグ定食というたぐいのお昼ごはん
 を食べる。海を見に行くということ以外に、これといった特別感はない。
 つまり、どこへ出かけても、買う、食べるということになると、生活圏に戻ってしまうのだ。
 そのほうが、わかりやすくて無駄がない、安心感があるというシンプルな理由で。
 無駄のない、安心感。それは、まさに夫婦の関係性とよく似ている。

 完全な日常ではなく、完全な非日常でもなく、日常のなかのささやかな非日常。
 それはそれで、悪くないと思う。もちろん、とびっきりふわふわした非日常にも憧れるけれど、
 365日はほとんどが日常で構成されているのだから、たぶん、これはこれでいい。
 
 ──日常と非日常。
 「しあわせ」は、すぐそばの身近なところや、少し離れたところや、さまざまな場所にちりばめ
 られていて。その温度や鮮やかさを確かめながら、人はみな、日々暮らしているのだと思う。
 できるだけ、「しあわせ」な気持ちを保てるよう、心をくばりながら。
 

 



Copyright(c) 2005  Mizuki Nakajima. All rights reserved